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- 更新日時 2022.05.16
暦の上では二十四節気「処暑」の末候「禾乃登」になりました。
朝晩は涼しいです。
夜は窓を開けて寝ると寒いので締めるようになりました。
日中はまだまだ暑いですが。
これから大好きな秋だと思うとワクワクします。
日が暮れるのも早くなり、寂しくなるという声もよく聞きますが、私は逆で、日が暮れるのが早くなると、これこれ(ღ′◡︎‵)という感じで嬉しくなるのです。
さて、ガーデンでは米作りは終盤を迎え、最後のひと仕事に入ってます。
それは稗とり。
稗を取っておいた方が稲刈りがスムーズに行くということで、田んぼにたくさんいる稗をとっていってるんです。
田んぼを見ていると、稗のない綺麗な田んぼがたくさんあります。
除草剤の効果らしいです。
「除草剤」という言葉には無条件に拒絶反応を示してしまう私ですが、この稗取り作業をしていると、除草剤の存在やそれが誕生するまでも理解できるようになりました。
もちろん私は使いたくないし、使わないけど、ただただダメなものだ、悪いものだ、とは言えない。
何も知らずに否定していた自分を少し恥じました。
除草剤を作った会社も、土壌を傷めようと思って作ったわけじゃない。
除草に苦しむ農家さんを助けたい、農家さんのためになりたいと思って生まれた商品だろうし、それに頼りたくなる農家さんの気持ちも本当によくわかるのです。
でも、生物の多様性や命の循環、安心安全ということを考慮して、何を取るか、何を最優先にするのか、そこの選択なのですね。
背景や状況も知らないまま、ただ除草剤はダメだ、とんでもない、人間が除草すればいいじゃないか、というのは、少し違うかな。
一度この除草の作業をしてみたり、自分が買っているお米はどうやってできているか、など見つめなおしてみると、一方的な批判はできなくなると思います。
多くの人の買うお米は除草剤が使われているはずです。
田んぼをみると大体わかります。
無農薬と除草剤不使用はまた別なのです。
無農薬だけど除草剤は1回だけ使うという農家さんも周りにたくさんいるのです。
1人で、兼業で田んぼをするのに、無農薬にして多少虫に食われるのはいいけど、除草剤だけは使って、除草作業は少しでも負担を減らさねばやっていけない、というのが現実だと思います。
長くなりましたが、そんな現実を、お米を食べる人は是非一度体験してみてほしいと思うのです。
田んぼの除草作業というものを。
やっぱりこれも学びに繋がるからです。
特に除草剤は嫌だ、ダメだ、と思っている人ほど体験してほしいです。
知らなかった体験を味わうと、新しい考えや感情が湧いてきます。
それが誰かを思いやったり、立場を理解したり、新しい知恵に結びついたりします。
私たちは、どうせするなら楽しまな損、と思うので、楽しむように気持ちを持っていく努力をしていますが、まぁ地味で単純な作業ですわ(´∀`;)
でも一緒に一度体験してみようかな、という人を募集しております。
参加してくださった方には、稲刈り終えてから、そのお米をプレゼントしております。
どのくらいになるかは収量しだいですが、去年は参加者の方に3キロのお米をプレゼントして味わっていただきました。
今年も稗取りメンバー、募集しております!
(山本真理)
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薬草日和ならぬ稗取日和
9月9日〜12日の4日間
10:30〜11:30の1時間
参加回数に応じた参加賞(ガーデン産無農薬米)があります!
参加希望の方は、持ち物や待ち合わせの連絡がありますので、必ず事前にご連絡くださいね。
参加表明は
info@ogotoherbgarden.com までお願いします。