- 更新日時 2024.11.15
10月21日の薬草日和には、奈良・宇陀からのお客様が来てくださいました。
ヤマトトウキの栽培・普及に注力されている西田奈々さんはじめ、宇陀市の職員の方や、ヤマトトウキの加工に携わる方々。
午前中は、ガーデンでエキナセアの植え替え作業を共にし、昼からはお互いの活動を紹介しあい、共有できることは共有したり、疑問点やより良いアイデアなどを出し合い、非常に有効な話し合いと交流の場をもつことができました。
生産者は生産するものに愛着と誇りをもっています。
こんなに素晴らしいもの、こんなに人々と社会に役立つもの、こんなに人々の健康に役立つもの、世間に受け入れられないわけはない、たくさんのファンができるはずだ、そう信じて生産しています。
私もそう。
ローズマリー、ゼラニウム、ラベンダー、お米に大豆。そのほかのハーブたち。
植物に対するドキドキとワクワクは消費者にも伝わるはず。。。そう信じているのに、実際は思ったほどではない。もっと求めてくれると思ったら、なくても困らないしね~とあっさり通り過ぎたり、いいのはわかるんだけどね~と去っていく。
そのたびに少し寂しい気持ちになる。でも諦める、やめるという選択肢は不思議とこれっぽっちもなく、ひたすら栽培と加工、その普及活動に勤しむのみ。
こんなことが、「そうそう!」「あるある!」と共感できることばかりで、それだけでも勇気がたくさんわいてきました。
きっとどの生産者もそうなんだろうな。
でも、だからこそ面白いよね。
なんでもすんなりうまくいったら面白くないはず。
いろんな壁があるから、それを乗り越えた時の喜びが大きいのだから。
宇陀の方たちのヤマトトウキへの愛情は、少しずつかもしれないけど、必ず世間の方々にわかってもらえると私は信じている。
生産者同士、励まし、刺激しあいながら頑張っていこうと思いました。
奈々さんはじめ宇陀市の方々、遠くからありがとうございました。
お互いがんばりましょう!