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日々のこと

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ハーブのこと、ガーデンのこと季節の変化、集まる人々。

ガーデンからお届けするちょっとしたお話

 

宇陀からのお客
2019.10.29 

 

10月21日の薬草日和には、奈良・宇陀からのお客様が来てくださいました。 ヤマトトウキの栽培・普及に注力されている西田奈々さんはじめ、宇陀市の職員の方や、ヤマトトウキの加工に携わる方々。 午前中は、ガーデンでエキナセアの植え替え作業を共にし、昼からはお互いの活動を紹介しあい、共有できることは共有したり、疑問点やより良いアイデアなどを出し合い、非常に有効な話し合いと交流の場をもつことができました。 生産者は生産するものに愛着と誇りをもっています。 こんなに素晴らしいもの、こんなに人々と社会に役立つもの、こんなに人々の健康に役立つもの、世間に受け入れられないわけはない、たくさんのファンができるはずだ、そう信じて生産しています。 私もそう。 ローズマリー、ゼラニウム、ラベンダー、お米に大豆。そのほかのハーブたち。 植物に対するドキドキとワクワクは消費者にも伝わるはず。。。そう信じているのに、実際は思ったほどではない。もっと求めてくれると思ったら、なくても困らないしね~とあっさり通り過ぎたり、いいのはわかるんだけどね~と去っていく。 そのたびに少し寂しい気持ちになる。でも諦める、やめるという選択肢は不思議とこれっぽっちもなく、ひたすら栽培と加工、その普及活動に勤しむのみ。 こんなことが、「そうそう!」「あるある!」と共感できることばかりで、それだけでも勇気がたくさんわいてきました。 きっとどの生産者もそうなんだろうな。 でも、だからこそ面白いよね。 なんでもすんなりうまくいったら面白くないはず。 いろんな壁があるから、それを乗り越えた時の喜びが大きいのだから。 宇陀の方たちのヤマトトウキへの愛情は、少しずつかもしれないけど、必ず世間の方々にわかってもらえると私は信じている。 生産者同士、励まし、刺激しあいながら頑張っていこうと思いました。 奈々さんはじめ宇陀市の方々、遠くからありがとうございました。 お互いがんばりましょう!