- 更新日時 2024.11.15
9月12日の木曜日、北大津養護学校にて香育を行なってきました。
高等部の学生さんたちへ、職業体験学習です。
インストラクターコースの卒業生がアシスタントで同行されました。
様々な障害をもつ子どもたちへの香育。私自身、何年も香育を行なってきましたが、養護学校での香育は初めての経験でした。
事前に進路指導の先生との打ち合わせや、電話での質問、8月には学校への下見などを行い、レジュメや実習にも一工夫必要でした。
私は出来るだけ五感をフル活用する授業を心がけ、自分に備わっている【感覚】を意識してもらうことや、それらの感覚はとても自由で正解がないことや、その日の授業が終わってもすぐに忘れてしまわないように、覚えていてもらうことなどを特に意識して、約1時間の授業を組み立てました。
はじめの自己紹介のときは、とても表情が固く、緊張していた学生さんたちも、目の前に様々なハーブがやってくると、興味深そうに触ったり、ちぎったり、香ったりしはじめ、教室内の雰囲気も変わってきました。
香りによる人の心を和ませる効果を再確認しましたね。
用意したハーブは
ペパーミント、スペアミント、ローズゼラニウム、ユーカリグロブルス、ローズマリー、ラベンダー です。
生のハーブと精油での香り比較も行いました。
ハーブの香りの方が好き、精油の香りの方が好き、蒸留すると香りの感じ方が変わるんだ、など様々な意見が出ました。
香りの持つ薬効をお話しして、実習では一人一人が事前に縫製した小さな袋に、好きな香りの精油を垂らしたコットンを詰めて、香りのお守りを作成。
子どもたちは出来上がった香りのお守りを嬉しそうに眺めたり、なんども香ったりしていました。
この授業は11月もあります。今回の授業で香りに触れて香りを知っていただき、次回はブレンドなどの技術を学んで、いよいよ私たちが作成して販売している香りグッズの作成にチャレンジしていただきます。
またレジュメや実習などに工夫が必要になってきますが、こういうことを考える時間が私は大好きです。
今回は貴重な機会をいただき大変感謝しております。
ありがとうございました。